保護者座談会2023 F卓#2 塾は必要?学費以外のお金は?クラス分けは?
公開:2023/8/4更新:2023/10/27
2023/6/11(日)の第2回学校説明会では、在校生と説明会参加の保護者の方で、レストランにて保護者座談会を開催しました。
飲み物やお菓子もご用意して和やかな雰囲気ながらも、各卓では熱気溢れるトークが繰り広げられました。
10期生と13期生のお父様の金盛様にF卓をお願いして、説明会参加の8名の保護者の方の質問や相談にご回答頂きました。
高校保護者会の会長も務めて頂き、13期生のお子様と一緒に保護者会を卒業予定でしたが、コロナ禍で保護者会の活動が難しく、引き継ぎのため今年1年だけ保護者会に残って頂いています。
片山学園で良かった点は?
子供達自身による実践を重んじてくれたこと、子供達に夢や希望を与えてくれたこと、学校のこういった取組みの結果、子供達が夢を描き高校で目標を設定して、その道に進もうと励み今は大学に通ってます。
先ほど申し上げた、実践を重んじる学校の方針の影響が、良かったのかなと思っています。
先生方の工夫を凝らした楽しい授業をしてくれるところも、他校と違う良い点だと思います。
高校3年生の1年間に渡り、ずっと受験対策をしてくれて、他校より模試が多くミニテスト含めて試験慣れしやすく、受験本番でも失敗なく本来の実力を発揮しやすかったと思います。
卒業後に保護者会に残った理由は?
今年の3月に子供と一緒に私も保護者会を卒業予定でした。ただコロナ禍であまり活動できず、引き継ぎのためにも残ってくださいとお願いされたのが理由です。
今は裏方としてのお手伝いだけで人前に出ることもなく、今後スムーズにいくよう今までの経験を次の保護者会の方にお伝えしています。
今、大学4年生の卒業生で、片山学園では全然成績が良くなく平均以下だった子がいます。
先生方が夢や希望の大切さを伝え続けてくれたことで、大学進学後に夢や希望の重要性に気づき、その後に勉強を頑張って国家公務員の総合職に合格した子がいます。
勉強だけでなく、自分の将来の姿を想像することの大切さを教えてくれたことで、自分に足りないものや将来の職業について、子供達が早くから自主的に考えることができるようになります。
その思い描いた夢や希望に向かい、中学で行うこと、高校で行うこと、大学ではと考えることができる生徒が多い印象です。
実践を含めて子供達を育ててくれる学習環境と、これを成す様々な工夫がこの学校の良いところだと思います。
こういった背景があったからこそ、お願いをされた時に先のようなことをお伝えするので良ければと、卒業後の今年1年だけ保護者会に参加しています。
お子様の片山学園の感想は?
私が分かるのはうちの子供だけですが、本当に良かった自由なのが良かったと言っています。
入学当初、同じ小学校の同級生など知り合いが1人も居ない中、色々な所から来た人と野球部でスポーツに励み、一緒に勉強もしながら6年間過ごして、何事にも集中できる環境があったのが良かったと思っています。
体育大会や学園祭を見ていて気づいたのですが、子供達がすごく一生懸命で、全力でその時間を楽しみたいという生徒が多く。
その眩しい姿を見ていると、先生方も上手く関わって、子供達の自信を引き出すことで、お互いに励み高め合う環境が良かったのだと思います。
バス通学で忙しいお子様とのコミュニケーション方法は?
どんなに忙しくても、朝食と夕食は一緒に食べるよう家族みんなが心がけ、会話も欠かさないようにしていました。
コロナ禍に車で送迎するようになってからは、車中もできるだけ会話をするようにしていたからか、上の子も下の子も反抗期らしい反抗期はなく。
学校や部活の悩みを聞いたり助言したりして、正直難しい時期もなくそのまま卒業した感じです。
長男は小学校4年生頃から、平日はナイターで、土日含めて週4で野球をやっていました。
小学校5年生から片山学園を目指したいと週1〜2回塾に通い始め、最寄り駅から電車で富山駅まで行き、21時ぐらいまで授業を受け、帰りも電車に乗ってを繰り返していると、日々たくましく成長していく姿を感じました。
大好きな野球を続けてもプロ野球選手になれるとは限らず、小学校では「野球バカ」でいいけど、将来野球ができなくなると「バカ」しか残らないから勉強も頑張ろうねと、可能性を失わないように週1〜2回は塾に行く環境を作っていました。
その中で子供の悩みも聞きながら、小学校6年生の時は私自身が少年野球の監督になって、子供と一緒に週5ほど野球をしながら塾の勉強もしていました。
好きなことをやっていると、勉強のスイッチが入りやすく集中もしやすいようで、このお陰で片山学園の合格を頂き、中高も野球をして大学受験も行いました。
趣味も勉強も一生懸命みたいな環境にいれたことが幸せだったと思います。
勉強ばかりだと詰まってくることが多いと思いますが、好きなことも一生懸命なら気分転換になるのかなと子供を見ていて感じた次第です。
学習塾に通っていましたか?
上の子の時は成績が伸び悩み、大学受験を考えても成績が良くなかったので、高2から育英に通い始め高3からは予備校に通い始めました。
そこで予備校と学校の授業が変わらないなと気づき、そこで本人も中学時代からもっと真剣に予習しておけばと思ったようです。
我が家は失敗例かもしれませんが(苦笑)、これから入学される皆様は、授業をしっかり受ける心構えがあれば、特に塾に通わなくても大丈夫かと思います。
塾に通わずに東大や京大、慶応や早稲田に行った人もいるので、必ずしも塾に通う必要はないと思います。
本人が自宅で勉強できる意気込みがあれば、塾に通う時間ももったいないと、自分で学習している子もいました。
実際に高校2年生の保護者の方が通塾割合を調査されて、2割ぐらいが育英センターで数人は別の塾に通っているそうです。
授業料やその他のお金は?
授業料は学校案内通りで、その他ではバス代などの通学費用や教材、模試やタブレットのレンタル代や通信費などで月に数万円でしょうか。高校で英国語学研修があるのでその積立がありますが、語学研修が終われば積立分だけ安くなります。
片山学園の生徒の親は、一流企業や医者、社長や経営者ばかりなのかとよく聞かれます。
そういった方もいらっしゃいますが、私自身も普通の仕事の会社員で年収も一般的で、子供のためにお金を出してその残りで生活している感じです。特別稼いでいる家庭しか通うことができない学校でもないと私は思っています。
入学後のクラス分けは?
中学校では入学試験の成績優秀者で選抜クラスが1つ、その他の生徒でクラスが編成され、授業やホームルーム、球技大会等のイベントはそのクラス毎で行います。
1年毎に学業成績や学校生活により選抜クラス入替があり、入学時に成績優秀な選抜クラスだからと油断はできません。
選抜クラスといっても、授業を教える先生や教材、授業内容や進度に違いはなく、宿題や問題演習量に差があったりするそうですが、この辺は各教科の先生の裁量にお任せだそうです。
選抜クラスとその他のクラスで派閥ができたり、溝ができて仲が悪かったりもまったくありません。少しでも生徒達の頑張りの刺激になるよう、選抜クラスが設けられているのかなと思っています。