【中2数学・理科】2教科合同の学年授業を行いました!

公開:2023/7/26更新:2023/10/27

1学期の授業もあとわずかとなりました。中学2年では、数学と理科の合同学年授業を行いました。

テーマは、数学で学習が始まった「2次関数」です。

2次関数が日常生活のどんなところに潜んでいるか、集めたデータをどのように取り扱うか、数学の概念と理科(物理)を横断した学びを目指します。

班に分かれ、体育館の観覧席から様々なボールを落とし、それをタブレットの連写モードで撮影しました。連写モードは0.1秒ごとに1枚撮影されますので、画像から0.1秒ごとの落下距離を求めることができます。(厳密には画角によるゆがみが影響しますが、おおまかな傾向は見て取れます。)

記録が完了したら、教室に戻ってデータの編集です。比を使って、画像から実際の落下距離を求め、学年全体でボールの落下時間・落下速度の関係をグラフ化しました。

スプレッドシートにより、リアルタイムで全班のデータを取りまとめることができます。

比の計算自体は簡単ですが、データ編集でどう活用するかとなると、難易度が一段上がります。

学年授業を行うと、クラスの垣根を超えた交流が生まれ、生徒たちも盛り上がりますね。

グラフが完成したら、結果と理論値との違いの考察をし、理論値を導く法則(y=(gt^2)/2)の意味や歴史を学びました。どの班も理論値に近い結果が出ていました。

最後はクラス対抗で、本時の学習内容にちなんだ演習問題にチャレンジしました。

全員クリアまでのタイムを競い、優勝したのは1組でした。他のクラスもほとんど同じ速さでクリアしていて、質の高いグループワークができていました。さすがのチームワークです。

学習内容と日常のつながりを意識できること、目の前の課題に学習内容を活かせること、そんな能力をこれからも育んでいきたいと思います。