【高校2年生】救急救命講習が行われました

公開:2024/3/7更新:2024/7/2

 3月7日、高校2年生の保健の時間に救急救命講習が行われました。

 大山消防署の救急救命士の方をはじめ、サポートしてくださる応急手当指導員の方々が講習のために本校にお越しくださいました。

 高校1年時の保健で学習した応急手当の知識を思い出しながら、資料を用いて具体的な説明を全体でききました。適宜、実技指導を通して学んでいきます。

 実技の場面では学年を8つに分けた班で、それぞれが指導員の方のサポートを受けながら、AED本体と人体模型を使って実践を行います。

 まずは心臓マッサージの実技です。50回、胸骨のあいだを一定のリズムで深く押し続けます。両手を組んで重ねて、肘を伸ばした状態で手に体重をかけてマッサージしなくてはいけません。

 「てのひらの硬いところで押して!」「力が弱いと脳に酸素が行かなくなってしまうよ!」と指導員の方にアドバイスをいただきながら、けんめいにマッサージを続けます。

 「力が強すぎると肋骨が折れるそうですが、大丈夫ですか?」という質問があったところ、「お年寄りなど、心臓マッサージでまれに骨折にいたることはありますが、緊急のときは救命が優先ですから、躊躇せずしっかりマッサージ処置を行いましょう」と教えていただきました。

 また、意識を失っている人を見つけたら、大声で周囲の助けを呼び、連携するシュミレーションも行いました。

 救急車を呼ぶ、AEDを持ってくる、マッサージを行う、マッサージの交代要員として待機する、などの役割にすみやかに分かれます。一刻を争う場面では周囲との連携が重要であることが実感できたようです。

 いよいよAEDを使います。電流を流す際は周囲の人に離れるように呼びかけます。 

 約3時間にわたる講習を終えた生徒たちには、「普通救命講習修了証」が発行されました。

 生徒たちは休憩中も人体模型を使って自主練習をしたり、指導員の方に駆け寄っていって質問をしたりと積極的に学ぼうとする姿を見せてくれました。

 皆がきょうの講習によって、いざというときに率先して動き、命を救うための行動ができるようになってくれたことと思います。